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2007.03.03

ネウロが10巻,2周年

魔人探偵脳噛ネウロ』の第10巻が3月2日に発売された。
2月19日には連載2周年を迎えており、100話も近い。
ネウロ10巻|2周年
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マンガ好きの間では非情の連載打ち切り制度でも知られる週刊少年ジャンプという最もメジャーな漫画雑誌に、2年前の2005年2月に登場した『魔人探偵脳噛ネウロ』。
人物のデッサンが狂った下手くそな絵の新人が描く三流破綻エセ推理漫画として早期打ち切り筆頭候補とみなされていた『ネウロ』だったが、既存の推理探偵物の枠を破った「ドーピングコンソメスープ」で一部のイカレた人気を呼び、孤独の美人歌手の話では感動的なエピソードも書けるところを見せ、第1巻の作者コメントにて「推理物の皮を被った単純娯楽漫画」と公言されたことで読者側のスタンスも定着。 2005年11月~12月には猟奇殺人事件の元ネタとして不正確な報道をされてしまったという社会的なピンチもあったりしたが、めでたく2周年を迎えることができた。

思えば『ネウロ』は少し奇妙な少年マンガだ。
少年マンガのお約束に「主人公のパワーアップ」があるが、魔人ネウロは人間界に出てきたために次第に身体が弱っていく。
少年マンガのお約束に「修行や覚醒による戦闘力アップ」があるが、女子高生探偵役の桂木弥子は事件を通じた体験の積み重ねにより精神面が成長するものの、食欲以外は普通の人間のまま。
少年マンガのお約束に「より強い敵にあわせて主人公もパワーアップして一段と激しいバトルを展開する」があるが、原子力空母を占拠した最強レベルの敵と対決する魔人ネウロは最も弱体化が進んだ状態。
少年マンガのお約束に「果てしなく続くバトルを延々と描き続ける」があるが、『軍用ヘリで原子力空母に向かってコンピューター室にたどりついてパスワードを破って敵のコンピューターと電脳世界でバトル開始!』という美味しいネタを、この作者はたったの1話で片付けてしまった(※このときの巻末作者コメント欄には「結局この漫画のジャンルは何なんでしょうか…」と書いていたりする)。

ハチャメチャでシリアスで笑えて泣けて、個性的な犯罪者が登場する単純娯楽マンガ。
週刊少年ジャンプに咲いた食虫植物のような(?)このマンガを、これからも地味に応援していきたい。
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作中で語られていた「1と0の狭間」という言葉が、第10巻のタイトル。
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単なる偶然なのか? それとも計算ずくなのか・・・?

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Comments

お久しぶりです。
ネウロ二周年ですか。
もうそんなになるんですねぇ・・・。
shiro13さんに教えていただいて第一巻を買ったのがつい最近のような(笑)。
しかし、今やジャンプの看板作品ですもんね、ネウロ。
すごいですよ。
でも、好きな作品なのでまだまだ続いて欲しいですね。
ところで、「もて王サーガ」という作品がジャンプに連載されているのですが、こちらも一年続いていてるらしいですよ!?
個人的にはこちらも驚きではあります(笑)。

Posted by: くろねこよぎる。 | 2007.03.26 at 00:30

ども、お久しぶりです。
ネウロが2年も生き残って、しかもこんなにスゲー作品になるとは、あの頃には想像できませんでした。

武装錬金は早めに終わってしまったけど、パピヨンさまは近代日本変態史に残るであろう偉大さだし、質の高いアニメ化がされたので、外野としては全体的には幸せな作品に思えます。

もて王はわりと読んでます(笑)。 言われてみればパロディのオラオララッシュで1年以上を突っ走るなんて、作者のネタ集め能力はすさまじいですね!
そこにシビレる、あこがれるゥッ!!

Posted by: shiro13(略称:しろ) | 2007.03.28 at 00:41

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