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2007.06.26

当て逃げ動画祭4

6/26(TUE)、事件が朝日新聞朝刊やasahi.comで取り上げられた。
続いてフジTV,日本TV,TV朝日のニュースでも取り上げられると共に、当て逃げローレルの所有者(以下、狼麗流さん)はインタビューに応じ、(顔と肉声を隠した状態ではあるが)全国ネットのTVデビューを果たした。

▼フジテレビ1(1:37)
http://jp.youtube.com/watch?v=S_lsdp10Kj8
▼フジテレビ2(9:06)
http://jp.youtube.com/watch?v=oqXqi8gdW00
▼日本テレビ1(3:15)
http://jp.youtube.com/watch?v=y0LTiIVyC4k
▼日本テレビ2(4:31)
http://jp.youtube.com/watch?v=5V7Dg5ttp0k
▼テレビ朝日(3:31)
http://jp.youtube.com/watch?v=ZaBhG8qcyuY

▽当て逃げ証拠動画(6:42)
http://www.youtube.com/watch?v=0rRENCwn3gw


ニュースによると狼麗流さんは、ネット上の誹謗中傷についての相談のため、竹の塚警察署を訪れたという。
事故発生当時(2006/10/26)の運転者が不明な事などに関して、狼麗流さんはインタビューで次のような内容を語っていた。


【A】インターネット上のコミュニティーでその日、仲良くなった人のクルマをメンテナンスとか、いじる方向として預かり、その代わりにローレルを代車として貸した。
07062601■07062602
※「いじる(メンテナンス)」という行為を行う場所は、当時勤務していたチューニングショップ「D-WEST」なのか、自宅や個人で借りている場所なのかは不明。
前者の場合、お店の顧客として預かったのであれば入庫記録がありそうなもので、ナンバープレートから所有者を調べることができる。
なお、インタビューでは「代車」という表現をとっているが、D-WESTの業務に関連したものかは現時点では不明。
 

【B】警察から連絡があった翌日(10/31)にクルマを貸した相手に連絡したが「知らない」とシラをきり通された形になっている。
07062603■07062604
※狼麗流さんのmixi日記の内容からすると逆切れパワー280%でシバキに行って瞬間接着剤を塗ったドアノブを掴ませてでも吐かせそうなものだが、先輩や顧客など相手の立場のほうが優位なのかもしれない。


【C】12月に被害者と警察を介して(電話で)話をした。「貸した責任は私にあるので法令上の罰があれば私は受けます。」,「車の修理代も私が全額出させてもらうので、誠意ある行動をとりたいので、お会いしてお話できないかと伝えた。」と語っていた。
07062605■07062606
※被害車輌アイシスを運転していた愛史州さん(仮名)のブログのコピー(WEB魚拓)によると、日付は12/20。
相手の狼麗流さんは「誰に貸したか帳簿をつけてたわけじゃないからわからない(仕事としてじゃなく小遣い稼ぎで代車として人に貸していた)」と語り、愛史州さんが車にビデオを取り付けていたことに対して「腑に落ちない。当たり屋なんじゃないのか?」と言ってきた、と書かれている。
インタビューでの好青年ぶりとは印象が異なるが、狼麗流さんのmixi日記の内容にはこちらの方が近い。
おそらくは粗暴な物言いだったのだろう、警察の拙劣な対応もプラスして、愛史州さんの日記にはストレスによる体調不良が記録されている。


【D】携帯電話が(2007年の)3月に壊れたため、クルマを貸した相手の電話番号が判らなくなって連絡が取れない。
07062607
※犯人を秘匿する目的でなければ、2006/10~12に接触した竹の塚警察署には相手の電話番号も知らせているはず。 通常の警察署であれば記録があるはずだが、竹の塚警察署の場合は何とも言えない。


TVニュースによって事件の内容の説明に若干の差異が見られるので、私の認識しているつもりの範囲で補足。
1) 昨年10/26の事故から約半年の間、警察の事件解決に向けた進展はほとんどなし。
2) 愛史州さんが当て逃げ動画を公開したのは自身のブログで、4/19。
3) 4/19の動画公開時は狼麗流さんの氏名やナンバーなどがブログに書かれていた。
4) YouTubeへ動画が転載されたのは6/11。 転載者は愛史州さん以外の誰か別の人とされる。
07062608■07062609
5) 愛史州さんのブログから、狼麗流さんの氏名などの記載が削除される。 おそらく6/11以降と思われる。
6) mixiにて狼麗流さんが特定される。 クルマのナンバープレート入りの画像などの個人情報を自ら公開しているのが決め手となった。
7) D-WESTのHPのスタッフ紹介ページにある写真や氏名などが発見される。 すなわち、3番以外の情報のほとんどは「個人情報の流出」でなく「公開されていた個人情報の転載」にすぎない。


この事件が注目されているのは、動画の内容や狼麗流さんのmixi日記から垣間見える素晴らしいキャラ立ちの他に、一部始終を記録した動画が存在するにもかかわらず真犯人が未だに発見されず、誰一人として罰せられていない点が大きい。
それが高度な隠蔽工作によるものか、竹の塚警察署の捜査能力が著しく低いのか、竹の塚警察署のサボタージュによるものかは現時点では不明だが、自分が事件の被害者になったときの事を思うと、誰もが不安を抱かずにはいられない。

中には「こんな軽微な被害の事故を捜査するリソースがあったら、無駄だから他に回すべきだ」という意見も見られるが、この事故はその構造をそのまま重大事故に流用できる事を忘れてはならない。
ときおり『警察官24時』みたいなタイトルのTV特番で「ひき逃げ現場に残された破片や塗料から車種を特定し、犯人の逮捕に到達する」といった頼もしい話が放送されるが、そんな話もクルマの持ち主が「クルマは貸していた、運転者はわからない。」と答えるだけで捜査は打ち切りになってしまうのだ。
すなわち、この事件さえ解決できないようでは、日本は当て逃げ&ひき逃げ天国になってしまうのだ。

被害者もあきらめて闇に葬られようとしていた、たったひとつの小さな事件が、いくつかの偶然や一部の人たちの努力によって浮上して、大きく注目される事件になった。 自動車を運転する1人として、いや、現代の交通社会に生きる1人として、この事件の行く末は忘れずに見届けたい。


P.S. このブログの6/26のアクセス数。 普段は1日あたり100アクセス前後なのに、6/26は前日(灰色の短い棒)の10倍ぐらいになっていて、当て逃げ事件の注目度の上昇ぶりがよくわかる(笑)
07062610



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