エコロジー VS エコノミー
『燃費が向上した新車やハイブリッドカーを“環境にやさしいエコカー”などと宣伝しているけど、新車の生産には多くの資源やエネルギーを消費する。 だから新車を買うよりも、古い車を乗り続けたり中古車を買う方が“エコロジー”だ。』という意見がある。 著名な自動車評論家の中にも、そんな事を書いている人もいる。
その意見に賛同する際に、気をつけたい点が2つある。
1つは「新車の燃費や排気ガス浄化能力といった“エコロジー”度の向上分」と「生産における資源やエネルギーの消費分」との比較をどのようにして行うか、という事。
そしてもう1つは、我々の社会において自動車産業という“エコノミー”が小さくない存在である事だ。
これを書いている2008年12月中旬で重要なのは、後者の方だ。
9月の「リーマン・ショック」以降、アメリカでは「ビッグ3(GM,フォード,クライスラー)」の倒産や破綻の可能性が高まっている危機的状況だ。 日本では倒産の可能性は話題にならないものの、減産に伴って非正規雇用労働者(いわゆる派遣)の大量解雇が進んでいるところだ。
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