ガンダム風のクルマ
「ガンダム風のデザインのクルマ」という表現を、時おりカー雑誌で見かける。
それは直線的なラインが多く入ったデザインだったり、箱形のブリスターフェンダーを採用していたり、対人用(?)ガードバーや大型フォグランプを装備したRVだったり、押しが強いフロントマスクを備えた大型車だったりと、共通点があるようでもあり、無いようでもある。
強そうだったり、メカっぽい雰囲気だったり、煩雑な造形だったりする場合に用いられるようだが、「ガンダム」になぞらえるには相応しくない場合もある。
少なくともガードバー系RVを「ガンダム」とするには不適当だと思う。 もっとも、一般の読者層にイメージが伝わりそうな他のロボットは、鉄腕アトムと鉄人28号とドラえもんぐらいしか思い当たらないが。
この「ガンダム」という表現が最初に雑誌で使われたのは、1986年春に発行されたニューモデルマガジンX(No.3 P28)と思われる。
1986年02月に登場した日産 サニー RZ-1を評したそのページには、Zガンダムのイラストが配されるとともに『まさか日産は、サニークーペに乗るのはガキである。だから、ガンダム的なクルマをとは思わないだろうが、今年のワースト・デザイン・オブ・ザ・イヤー候補としてノミネートされそうなことだけはまちがいない。』と、「ガンダム」という語が1回登場している。
「(C)サンライズ」の表記がないが、昔はそれほど厳しくなかったのだろうか。
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