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2011.11.12

FT-86/BRZのメモ(5)

トヨタFT-86の流出資料に「パゴダルーフ」なる記述がある。

パゴダルーフ(pagoda roof)とは、仏塔(パゴダ)の屋根のように、両端に行くにつれて反り上がったような形状のルーフのこと。

メルセデス・ベンツSL(W113, 1963-1971)の着脱式ハードトップで知られ、「パゴダ」はこのクルマの通称でもある。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mercedes-Benz_W113

 

FT-86のルーフは中央が溝状に凹んでいるが、その両側は反り上がっているようには見えない。 果たしてこれは「パゴダルーフ」なのだろうか?
(現行・先代プリウスやRX-8なら「パゴダ系」と言えるが・・・)

 

http://auto.hobidas.com/auto/special/article/129824.html
  

中央が凹んだルーフは「ダブルバブルルーフ」が有名。 中央を凹ませることで前面投影面積の減少や低重心化などを図り、結果として左右の乗員の頭上部分が2つの泡のような膨らみをもつ。
ザガートなどの旧いスポーツカーや、近年ではマツダRX-7(3代目:FD3S)やプジョーRCZなどがある。

http://www.zagato.com/gal_abarth.htm

溝状に凹んだルーフは、ダブルバブルルーフよりも少数派で、あまり思いあたらない。
フェラーリ458イタリア(2009-)と458スパイダー(2011-)、そして2台のトヨタ車:2000GTとMR-Sぐらいだろうか。

まずは、トヨタ2000GT(1967-1970)。
車体寸法は4175×1600×1160mmと、かなり小柄なクルマだ。

 

そして、MR-S(1999-2007)。
但しMR-Sは幌型のオープンカーで、溝状に凹んでいるルーフはディーラーオプションの着脱式ハードトップの方。

http://forums.club4ag.com/zerothread?id=67136

FT-86のルーフの凹み方は先の2台とは異なり、後方に行くにつれて「ハの字」状に広がっている。 その形状には、どのような空力的効果があるのか、市販された時の記事は要チェックだ。

  



P.S.1
スバルBRZの「第42回東京モーターショー2011出展概要」ではFT-86よりも全高が15mm高くなっている。 BRZはルーフの形状に凹みがないのか、それとも一般グレードは同じだが出展車は凹みのないカーボンルーフのSTI仕様なのか?

P.S.2
「ベンツは、パゴダルーフの反り上がった形状を意匠登録しようとしていた。」という話をCar Graphicか何かで読んだような気がするので、販促マニュアルで「パゴダルーフ」という表現は使わない方が無難だろう。 そもそも形状的にも「パゴダ」っぽくないし。
パワーシート調整用の椅子型スイッチは意匠登録がなされており、同様のデザインを使用した日産がクレームを入れられてスイッチのデザインを変更したことがあった。

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